
前回に引き続き、今回は拘縮の治療方法を記載させて頂きます。
■1. 運動療法
運動療法とは「運動」を手段として治療するものです。
理学療法、作業療法の中心となるアプローチとなります。
ここでは関節可動域の拡大、維持を目的に行っていきます。
①ROM訓練(関節可動域訓練)
関節の動きが制限されないように動かしていきます。
・他動的ROM訓練
・自動・介助ROM訓練
・神経筋促通法・神経筋再教育(痙縮・固縮例)
・機械・器具を用いた訓練
・副子・装具装着での訓練
・ADL訓練
■2. 伸張運動:可動域限界まで
・徒手療法
■3. 温熱療法:徐痛を目的に訓練前・訓練中に行う
①湿性温熱療法、乾性温熱療法(ホットパック)
②極超短波療法
③低出力レーザー
④超音波療法
⑤寒冷療法(痙性抑制、疼痛緩徐に氷片や噴霧)
■4. 電気療法
①低周波療法
②干渉波療法
などがあります。
※参考資料:cury