今回の受験者総数は6,164名。うち合格者数は4,054名。
合格率は65.8%でした。
過去最低の合格率だった前回(58.4%)から、7.4%も上昇しています
前回と比べると、新卒受験者は7.5%、既卒受験者は9.6%も合格率が上がっています。
年々問題が難しくなり、合格率が下がっていましたが、今回は難易度が比較的易しかったのでしょうか。
柔道整復師の国家試験は、以前は90%近くの合格率でしたが、ここ数年の間は70%を切る数値となっています。
合格率は平成24年が68.2%、25年75.3%、26年65.7%、27年64.4%、28年63.5%、29年58.4%となっており、年によって多少の波があります。
受験者数は近年7,000人前後を推移しています。
なお、柔道整復師の人数飽和への懸念から、柔道整復師の国家試験の難易度が上がる可能性もあり、今後もこの合格率が続くかどうかについては定かではありません。
2020年の国家試験(第28回)から、
・必修問題を30問から50問に増やす
・必修問題の出題範囲を全試験科目ではなく、「柔道整復施術の基礎」「保険診療に関する知識」「関係法規に関する知識」とする
・臨床実地問題の出題を15問程度から20問程度に増やす
・「柔道整復理論」は10問から15問程度に増やす
ことが発表されており、次回は今までとは異なる試験内容になるため、合格率も大きく変わってくるかもしれません。
※参考資料:柔道チャンネル