通常通り整骨院を運営している中、オーナー(開設者)が院を撤退しようと検討していて、管理柔整師の方が知り合いの先生に話をしたところ、院をそっくり買い取ることになった事例です。(院名もそのまま同じです)
月中で変更する為、開設者と管理柔整師がそのタイミングで変更となり、変わったタイミングでレセプトに再度サインが必要となります。
患者側からすると、院の都合で開設者や管理柔整師の変更なので、ピンとこないこともあると思います。
サインを貰う際にはきちんと説明が必要となりますね。
新しく変わった管理柔整師側から見ると、すべての患者が新患になります。
当然今までいなかった方が管理柔整師なので当たり前なのです。
そこで疑問が生じます。
【全ての患者に初検料ををとっていいのか?】ということです。
国保連合会や協会けんぽにこの事例を訪ねてみると、「療養費の支給基準」に記載されていることは答えられますが、この事例はお答えできかねますので、厚生局に聞いてくださいという回答でした。
厚生局側の意見は、結論から言うとNGで1患者がその院で一度初検料を払って継続通院している場合は、2度目は取れないということです。
傷病名も基本的には継承することが正しいようです。
あまり遭遇する事例ではありませんが、豆知識として覚えておいてもいいかもしれません。