
個人事業主の方で出来るだけ税金を少なくしたい場合、第一に考える事はどんな事でしょうか?
「経費をたくさん使用すれば利益も減るので支払う金額も少なくて済むのではないですか?」このような事を考える個人事業主様がたくさんいらっしゃいます。
支払う税金は小額で済んだけれども、資金も残っていなかったというのでは本末転倒です。
その点、小規模企業共済は、将来に備えて貯蓄をしながら、同時に節税対策にもなるという優れものですから、個人事業主様にとっては非常にメリットが大きいと言えます。
1.「小規模企業共済」とはどういうもの?
「国が全額出資している独立行政法人 中小企業基磐整備機構が運営しています。」個人事業主様や小規模企業経営者の方が、将来事業を辞めたり、退職した際に退職金または年金という形でお金を受け取れるように資金を積み立てていく共済制度です。
2.税務上のメリットは?
小規模企業共済の掛金は全額「小規模企業等共済掛金控除」として所得控除の対象になります。
3.毎月の掛金はどの程度か?
掛金金額は1,000円~70,000円の範囲内(500円単位)で選択できます。
4.将来もらえる共済金は、税法上どのような扱いになりますか?
分割受取については「雑所得」扱いになります。
共済金の受取方法は「一括受取」「分割受取」「一括と分割の併用受取」から選ぶことができます。
一括受取に関しては「退職所得」扱いになります。